取り付け難易度の表示

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

最近、また新たなアバルトオーナー様が増えてきてうれしい限りですが、弄らずノーマルで乗られるオーナー様もいれば、がっつり弄るオーナー様もいらっしゃいます。

傾向としては自分でDIY出来るパーツが好まれる感がありますが、それに必要とされる知識やスキルは千差万別なのが実態です。

例えばこのBIPOSTO純正シフトノブ。

小さなゴムが付属しますが、これを用いないとシフトノブの正位置が決められない重要なパーツなのです。なんだこれ?って、ごみと思われて捨てたらアウト!

上部の画像はノーマルのアバルト500 595 695に取り付けるためのアダプターとの組み合わせ例

こうしてゴムをシフトノブのねじ穴に入れて、ネジをしめ込んでいくとシフトノブが正位置で収まる構造です。

またアダプターも無加工で付くことは稀な傾向で大抵は切削加工等を必要とするパターンが多くあります。

通常パーツには取説なんて付属しないので、届いたパーツ構成が、これは何に役目をするのかってある程度想像して理解していただかないと正しくつけられないこともあります。

特にアバルト系は生産ロット管理なんて皆無なので車体番号だけじゃ判別できないパターンが多いのと、最終モデルになればなるほど取付られている部品が変わっているので説明しきれないのが実情です。赤裸々に書くと不安を煽ることになるので諸刃の剣になりますが、ご購入後に付く付かないってメールや電話などのお問い合わせをいただいてでのご対応は容易ではありません。最近はスペシャルショップさんでも現車確認は必須であり、バラシてみないとわからない場合は見積もりに別途部品が必要になることもありますと厳しく示されることが普通になってます。

弊社がここ数年、オーナー様向けの販売から業販にシフトしてきたのは、これが根源です

販売する立場としては出来るだけ詳細に説明をと心がけてはいますが、昨今は画像だけで、字を読まない傾向なので、それにも限界があるのと、どのレベルまで掘り下げて説明すればいいのかも苦慮します。

というわけで、2025年は順次、パーツの説明書きに難易度の表示が必要と思われる場合は★の数で表示するようにいたします。また、パーツの種類によっては安全面を最優先して業販(スペシャルショップ)でしか、取り扱いしない仕組みに変えていくことにいたします。

難易度高は★★★★★ 
難易度が低いパーツは★

★の数はあくまでも経験値と感覚ですが、目安として参考にしていただければ幸いです。

この施策と宣言は、なんだか自分で自分の首を絞めるような気もしますが、2024年に無断キャンセル、オーダー後のキャンセル等や納品後の問い合わせが俄然増えてきた、この好ましからざる傾向に対処する策として、また、今のご時世と実情に沿うものとして、皆様にもご理解の程、よろしくお願いいたします。