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今回は、フィアット アバルト岐阜様にて展示されていた、限定80台の特別仕様車 FIATドブロ Maxi 5 Black Edition をご紹介します。
限定80台!シネマブラックが映える特別仕様
ボディ同色のシネマブラックで彩られた専用デザインは、シャープで精悍なフロントフェイスが印象的。この面構えは結構好きです。
2025年7月7日に発表されたこのモデルは、同時期に発売されたアグレ・ストレージ&ベッドキットを装備した車両も登場しました。今回はその実車をチェックします。
ベッドフレームは伸縮式で、後部座席を倒した部分に延長して設置します。
ただし、支柱の強度はやや控えめなため、高さ調整は設置完了後に行うのがおすすめ。重量もあり、一人での設置・撤去はやや大変ですが、その分しっかりとした作りになっています。
使用しないマットはリアラゲッジに重ねて収納でき、リアガラスも開閉可能。シューティングブレイク的な使い方も楽しめます。
ベッドキットの仕様と実用性
ベッド奥行き:180cm(Maxiボディのため余裕あり)
マット厚み:4cmのクッション仕様
ベッド下高さ:床面から30cm(収納スペースとして利用可能)
全幅:120cm(大人2人+小さなお子様1人が就寝可能)

後ろから見るとこんな感じ。ベッドの奥行きは180CM、マキシ車両なのでリアゲートからは少し余裕があります。

展開するマットは厚みが4CM、ストレージとなるベッド下の高さは床面から30CM。

ベッドを支えるメインサイドは一見してわかる頑丈そうな作り込み具合が伺えます。見た目の通り、ベッド自体の作りと構造はすごくしっかりしていますが、その分重量があります。公表されていませんがはっきり言って一人での設置・撤去は相当厳しい重さ。車外へ撤去するのも相当にしんどそう。車外撤去してもこれまた置き場にも困るサイズ感。正直、通常このベッドキットを使わないで、そのまませておくと、その重量で燃費は悪くなると思います。逆に捉えればチープなベッドキットとは一線を画した絶対信頼を裏切らない作り込みがなされていることになります。この辺は諸刃の剣ですね。

後部座席を倒した箇所のメインのベッドフレーム式は伸縮式で引き延ばして設置させます。
ネジで高さ調整する底部はちょっと強度が不足気味。足を延ばした状態のときは丁寧に扱わないとひん曲がりますので、高さ調整はベッドの位置決め、セッティングが終わったら最後に高低をアジャストするのがベスト。


クッション性のある分厚いマット。全幅 120CMなので、大人2人と小さなお子様一人位ならなんとかいけそうなサイズ感。
これらのマットは使用しないときはリアのラゲッジ部に重ねて収容する仕組み。

リアのガラスも開くのでシューティングブレイク的な感じ。
とまあ、ざっと拝見した限りはこんな感じですが、弊社は拝見して終わりではありません。
ここからが弊社の出番で、このFIATドブロについてフィアット アバルト岐阜様へご提案をさせていただくのがお仕事領域になります。その内容は・・・FIATドブロの魅力をさらに引き出すご提案。
FIATドブロは、シトロエン ベルランゴなどと同じ兄弟車で、キャンピング仕様も豊富に存在しますが、「フルキャンピングまでは不要だけれど、もっと便利にしたい」というカスタマーニーズの提案を行っています。
過去に独自特別仕様「ペルソナーレ」を企画した実績のあるフィアット アバルト岐阜様へ、オリジナルカスタマイズ案をプレゼンいたしました。
実際に採用されるかはまだ分かりませんが、弊社はパーツ販売だけでなく、このような企画提案も重要な仕事のひとつです。
プレゼンした内容が実際に展開されるかは神のみぞ知るですが、弊社はパーツを売るというだけが仕事ではなく、こういったご提案を行うのも仕事の内なのです。
