ABARTH 695 75° ANNIVERSARIO

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今回はABARTH 695 75° ANNIVERSARIO アバルトガソリン車最後の限定車について。

巷ではABARTH 695 75° ANNIVERSARIO、ガソリン最後の限定車にふさわしくないと語られているようです。

これについて個人的な感想を少々。。。

ボディカラー : Nero Scorpioneと命名されたABARTH 695 75° ANNIVERSARIO

見ての通り、ネロ(黒)とゴールドがあしらわれ、シートはゴールドで75周年を記念する証が施されていますが、総論からすると、やたらステッカーだらけで最終最後の限定車としての特別感が全くありません。パーツ屋を営む個人的な見方としては、この前のABARTH 695 TRIBUTO 131 RALLYの方が装備されているパーツは余程充実しています。

限定商法からすれば最後のファイナルエディションは戦略として必須だったかもしれないけど、いかんせんチープさが漂ってる。というのが、巷で評される要因かと。

でもね、EUにはパーツが無いんです。いつもほとんど在庫がない。笑 ましてや世界限定1368台分も揃えられるパーツが無いんですよ。いまさら廃番になるガソリンモデルのパーツに回す原料もないわけです。正直もう苦し紛れのファイナルエディション。総台数が排気量の1368台とかではなくて、もっと少ない数字ベースであれば、これとは違った仕様でファイナルにふさわしい羨望のモデルとしてリリースされたのにと思うのです。

この黒と金の組み合わせも、、、一時期、黒のボディカラーのアバルトがカタログから消えた時期があって、その理由はウクライナの影響。黒の塗料はウクライナの近くで得られたのが途絶えたから。だから最後のボディカラーは黒の塗料の供給が再開されて、今回の1368台分が揃えられたものと推測。

自分はもうイタリアにパーツ在庫が無いことを知っているから、この仕様で仕方ないと思うけど、せめて装備品で例えればシートベルト位はゴールドに近いイエローで仕上げるとか、ファイナルエディションとして馬力を185馬力にするとかにして欲しかったかなと。そうすればきっとアバルトガソリン車最後の限定としてインパクトは示せたと思います。

それでも流石、最後の最後であるABARTH 695 75° ANNIVERSARIOは売れて残り僅か。

バックグラウンドを知らずに酷評していらっしゃる方もおられますが、ちゃんと理由があるし、欲しい人にとってはそんなこと気にする人はいないわけで、垂涎のモデルであることに変わりはありません。

もうほぼ完売です。

#ABARTH 695 75° ANNIVERSARIO

#unlimitedpartssales