電気サソリも猛毒

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EVのABARTH500eが発表されて各地でフェアやイベントが盛んに開かれている様子ですね。

弊社も先日1泊2日で試乗車を借りて、自動車としての完成度が高まったABARTH500eに感動しました。

このABARTH500eにはガソリン車にあるブレンボやレコモン、KONIといった3種の神器がなく、ブーストメーターも付いていませんが、試乗している間、それが無いからと言って寂しい気には全くなりませんでした。

むしろ、見方を変えて考えると今の自動車全般の車群からすれば、やっと現代レベルに追いついたとも言えるでしょう。例を挙げると、それはサウンドジェネレーターとかのギミックではなく、車本来の求める走りの質感と剛性が格段に上がったことによる安定性と操作性の向上。

もちろん、ガソリン車でしか味わえない魅力(毒)は多くのアバルトファンが増え続けている証ですが、時代と共にまた新たな魅力がぎっしりと詰まっている電動アバルトはすごいなって思わされました。

ABARTH500eでダメなのは走行可能距離が短い事。これは乗り方にもよりますが、せめて400㎞程度は無充電で走り切れないと。しかし、その弱点はあっても個人的にも自分のフィアット500、ABARTH595、695といまだ3台乗り続けている事実からすれば、その魅力(毒)に侵されているパラノイアの一人じゃないのかなと。

こうして弊社がパーツ屋を生業としているのも、その毒の虜になっているからに他なりません。

初回デリバリーされたABARTH500eは事前の予想に反し、ほとんど完売状態で、ハッチバック、カブリオレが残りほんの僅かの様です。

因みにイタリア車は初期ロットを避けた方が良いという都市伝説もありますが、実際は逆で初期ロットの方がコスト度外視で生産されており、彼らは様子を見ながらコストダウンを図っていくので考え方によっては初期ロットの方が良いのです。これはアルファロメオ等も同様。

ということでアバルトはいつの時代も人を魅了し、その毒をまき散らせて私個人もその毒牙にかかっていますが、好きなことに関われるのは幸せなことと思ってます。

#unlimitedpartssales