年初、値上げと製品ラインナップの見直しを行ったSforza社。
本国ではカタログ落ちした製品以外で、残っている製品についても一向に生産されていないものもあります。オーダーさえも受け付けていない状況が続いています。
それはこちらの
カーボン リア ディフューザー。Sforza社のアバルトパーツの代表ともいえる製品でカタログに残った製品ではありますが、いつまで経っても SOLD OUTのまま。実のところカーボン リア ディフューザー生産されていません。
これはウクライナの危機に端を発して、各国が軍備増強を行っているためにカーボンやメタル系が軍事に供給優先されているためです。
イタリアと EU 諸国ではインフレ率が高く、各産業はストライキなどで余計に生産が滞っている状況で、すべての主要な材料と製造コストが昨年上昇し、価格などをはじめとして、以前のように戻ることは無いと断言しています。
もうひとつの要因はフェラーリなどの高級自動車ブランドのOEMカーボンファイバー部品の生産が増加したため、今年はすべての自動車複合材部品メーカーと専門のワニス施設が完全にオーバーブッキングしている状況が重なっているためです。
インフレの中で超高級車のフェラーリはバカ売れしているという両極な状況で、供給バランスが完全に狂ってしまっているのが実態です。
日本でデリバリーされるアバルトも今や諸経費入れて600万円に届こうとしており、マフラー類も然りで価格は総じて約1.5倍以上に跳ね上がっていますね。
今後もこの傾向は続くと予測していますが、弊社では可能な限り在庫を確保して、日本のアバルトオーナー様へ安定した供給を行えるように努めさせていただく所存です。