最近の限定車比較

自撮画像が無いので掲載できませんが、最近の限定車について仕事柄、ついつい比較をしてしまいます。

分類としての1例はアバルトの限定車はその年ごとに販売政策的な意味で出されたり、本当に記念すべき限定車として販売される分類に分かれますが、2022年のアバルト695 esseesseは主としてアクラボにアルミボンネット、可変アジャスタブルリアスポイラーが特徴といえる限定車。内装等もアルカンターラのインパネ等装備されていますが、この辺はどうにでもなるので比較の対象外。

2023年、もうすぐリリースされる695 131ラリーや2019年のアバルト 695 セッタンタアニヴェルサーリオなどは専用ボディキット(前後バンパー&フェンダー、サイドスカート)に可変アジャスタブルリアスポイラーが装着されます。

見方を変えて、装着パーツの分類で分けると専用ボディキットが付いているものとノーマルボディベースで架装した分類になります。

パーツ屋として見た場合、それらの組み合わせのコストで見てしまうのですが、後付けコストとして見ると専用ボディキットは部品だけで150万円を超える代物で組み合わせられる可変アジャスタブルリアスポイラーは約70万円。トータルで約230万円(部品だけ)となります。

695 esseesseはアルミボンネットとアクラボビッチ約38万と可変アジャスタブルスポイラーで約140万円。

ビポストのパーツを後付けしている弊社のデモカーは16インチホイールにブレンボ、コニー、レコモン、コンペホイールから始まって、今までの全ての足し算をすると本物のビポストが楽勝で買える金額になっていますが、最近の限定車を選ぶ一つの判断基準としてどちらが高いかと言えば、「専用ボディキット付」の車両の方が圧倒的に部品代が掛かっています。言い換えるとコスパが良い。

弊社のデモカーはいまは無き595ベースグレードで当時のコンペと比較するとブレンボ、コニー、レコモンを後で追加することをした場合、当然コンペの値段を遥かに超えます。まぁこの時はボディカラーは絶対赤と決めていたのでパーツの比較計算は全くの度外視してました。

コストを度外視すれば後付けはいくらでも可能ですが、専用ボディキットに憧れるなら、最初から装着された車両を選ぶのが賢明なのかなと思います。蛇足ながら、専用ボディキットをどーしても後付けしたい場合はご相談ください。対応可能です。

こちらは695BIPOSTOに可変アジャスタブルスポイラーを装着。可変アジャスタブルスポイラーが出回ったのはビポストの後なのでイタリアから新品のパーツを取寄せてお取り付けいたしました。

今後あと何種類限定車が出るのか神のみぞ知るですが、これからアバルトを買おうとされる方や、ご自分のアバルトをドレスアップする場合の参考になれば幸いです。