矛盾が矛盾で無くなる時

今日は真面目なお話。

自動車産業を取り巻く環境は半導体不足で新車がリリースされたと同時にオーダーストップという異常な現象。輸入車も玉不足で契約も納期も全く見通せない状況が続いています。

これは半導体が理由と認識されていますが、その半導体は何故そんなにないと思いますか?中国がロックダウンしての影響?。。。実際、そんなのは大した影響ではなくて、半導体の需要が大幅に増えている軍事産業に回されているからです。新聞記事には全く報道されていませんがこれは事実。

ウクライナ戦争に端を発して、EU、NATO各国は軍備増強(防衛能力)に走り、米国も正義の名のもとに武器を供給。不謹慎ですが、軍事産業は大忙し。

騒がれないのは武器を供給することは、単に人道的な支援と思われているからです。

台湾情勢も緊迫度が増していますが、それに伴って日本も防衛費を拡大する方向にあるし、国民の認識も防衛能力増強には否定的ではないだけに、防衛能力が推し進められると今後ますます半導体は必要という図式が成り立つのです。

半導体だけでなく、カーボンも然り。自動車カーボンパーツなんて宇宙・軍事産業からのテクノロジーの産物であって、本家本元が慌ただしくなってきたので自動車業界への供給は今後ますますタイトになります。コソボの某カーボンブランドなんて、いまは車どころじゃない。勝手な想像ですが、自動車メーカーが半導体の会社買収ってのも有り得なくないはかなと。

海外のパーツ屋は異例の季節に値下セールして、プレオーダーなんて注文受けてるけど、モノによっては納期は恐ろしいほど遅れると思います。然も、お金は前払いってリスクは倍増し。

不安を煽るわけではありませんが、いま個人で海外ショッピングするときは、この点をしっかりと見極めとかないと・・・お気を付けくださいね。

弊社ではヤバいなと思うオーダーはお受けいたしませんのでご安心ください。
(理由は私自身の胃に穴が空くから)

ブツがタイトになると値上げが連鎖するのはお約束事で、ある日突然、かしこまったかのように「値上げのおしらせ」と目にするのです。

現にEU各国で新たな自動車パーツの開発・供給は完全に止まっています。カーボンパーツなんて縮小するばかりで、今まで売っていたものが、突然消えてます。

その理由は人も物流も原料も軍事産業へ移行しているから。(人・モノ・お金)

いまは半導体が無いから納車4年待ちってのがいつの間にか当たり前の様になってるけど、裏を返せば、新車発表と同時にオーダーストップという異常現象の矛盾はこれ。

情報操作されているのか、世間が無関心なのか分かりませんが、一般的に広まるのはしばらく時間が掛かるのだと思います。

「風が吹けば桶屋が儲かる」いつの時代も変わりませんが、以前ブログに記した通り、弊社はこれ見越して日本国内での準備を進めています。