ABARTH純正 TITANIUMチューブBIPOSTO リアロールバー&純正専用ネット取り付け例

ABARTH純正 BIPOSTO リアロールバー&純正専用ネットを取り付け検証をおこないました。

BIPOSTOパーツはチューブとナットがチタン製。
イタリアより取寄せたときはバラバラで純正のボックスに入れられてきました。
中には簡易な組み立て図が一枚。

車体への取り付け方法については説明がありません。
だいたい、送って来られるパーツは、いつもこんな感じで慣れてはいますが、付属品はネジとナットだけ。
万が一、取り付け出来なかったらどうしようという一抹の不安がいつもよぎりますが・・・。
そんなことは先ずありません。(部品が足りない場合は除く)
個人で海外でぽちった時のトラブルは色違い、部品が足りない、割れている、届かない、品質がダメダメ等のリスクです。

パーツ屋はネットに掲載して売るだけがほとんどで、下手すりゃ在庫はメーカー、問屋にあって見たこともないようなパーツもありますが、それじゃいけないと弊社では極力取り付けをして全体感は把握する様にしています。
高額な商品なので尚更のこと、自己犠牲を強いています。

前置きはそこそこにして、まずバラバラのチタンパイプを先ずは整理して、部品が足りなくないかを確認して、作業に入ります。

リアシートとリアの内張りを取り外して、Bピラーの内張りも剥がします。

いろいろ試行錯誤しながら取り付けしましたが、先ずは全体の位置決めをするために全て仮組します。

先ずは両サイドを担う2と5を仮組して位置を決めます。
この時、後部側なる1と4から仮組します。
ロールバーの取り付けは車体についている各ボルトを使用します。
この時1と4はボディとロールバーに取り付ける際、M10 厚さ7ミリ程度のワッシャーまたはカラーを挟み込みます。
(商品には付属せず別途に用意が必要です 二枚必要)
これが位置決めする最大ポイント。

内張りはチューブに合わせて丸くカットします。

次に前側、8と9をを位置決めします。
このとき、前側10の部分がセンターコンソールと僅かに干渉して取り付けできなくなることが発覚しました。
ここは本来、BIPOSTOだと平たいカーボン製になるので、ノーマルの500・595・695の場合、前側10が当たってしまうのです。

ここはセンターコンソールに熱を当てて、少しくぼませるために凹ませてやります。
この方法であればセンターコンソールに穴を開けたりすることなく、カップホルダーも問題なく使えます。

ここがBIPOSTO リアロールバーを取り付ける際の最大の難所。
工具さえあれば熱して凹ませてあればクリアできます。

主軸となる6と3の8,9のバーは10のバーをスライドさせて、主軸の6と3の8,9のバーの長さを縮小させ10で伸縮を調整します。

(余談ですが、工具はオール、Snap Onです)

これまでは全て仮組でボルトを通し、位置関係を定めます。
面倒ですが、実際の検証は4回から5回位、組立ててバラシてを繰り返しました。
検証したので次回からは仮組一回で取り付けできます。

仮組の際、注意が必要なのは6と3の8,9のバーと10のバーをスライドさせるとき、手荒に扱うとチタンチューブが傷つきます。
ゆっくりとなるべくなるべくチューブ同士を擦らずにすることが重要。手荒に組むとチューブが傷だらけになります。

本検証の時はリアのシートベルトは取外しました。

各位置が決まったボルト&ナットを締め付けて本組してください。

あとは純正のネットを取り付けして作業完了です。

検証は約3時間程度を要しましたが、一回取り付ければ2時間程度で取り付け出来ます。

基本は余分な部品を取外しますが、元に戻すことが可能です。
(内張りを丸くカットした箇所とセンターコンソールは一部分だけ熱で凹ませますので元には戻りません)

作業が済んで思ったのは、ABARTH純正パーツだからこそ、取り付けが可能であったこと。
基本的に大きな改造せずに組みあがりました。
純正の品質で、その気になれば、元に戻せるのも純正ならではの利点です。

切った貼ったのサードパーティー製では車の価値も下がってしまいます。

カーボンLEDステアリングと同様に高額なパーツですが、ビポスト純正のクオリティーと安心感はアバリストのオーナー様にとって十二分な満足感が得られます。

弊社のお客様には是非、本物の品質の良さ・価値を知って欲しいのです。

弊社アンリミテッドではお取り付けも承ります。

売るだけではなく、取り付けも実際に試している安心感をお届けいたします。